【レシピ】軽い食感にアレンジ!月餅を手作りして家族で団らんお茶しない?

お菓子

中国の中秋節は旧暦の8月15日のことで、毎年日付が変わります。
中国では中秋節は祝日になっており、今年の2024年は9月17日です。

この日は家族で一家団欒を楽しむのが慣しとされているようです。

家族の時間を大事にする日って素敵ですね!

お菓子な話し:中秋節の始まり嫦娥奔月(ソンゴーバンユ)

月餅

諸説ありますが、少し切ない言い伝えがあります。


むかし、10個の太陽が一緒に空に昇っており、
人々に大きな災いをもたらしていました。

そこへ弓術に優れた強力で勇敢な英雄、コウゲイが現れます。
彼は人々をこの悲惨な状況から救おうと決心し、九つの太陽を撃ち落としました。

そして彼は残りの太陽に、同じ時間に起きて沈むように命じました。

コウゲイはその功績を讃えられ、西王母(仙女)から不老不死の秘薬をもらいます。

そしてコウゲイはジョウガという美しく、優しい妻がいました。

コウゲイは妻の元を離れたくなかったため、秘薬を使わず、妻に保管させていました。

ところが、彼らが話しているのを、コウゲイの教え子の一人が聞いていました。

秘薬を奪おうと企みるのです。

8月15日の早朝、コウゲイが留守の間に、教え子は家に侵入し、ジョウガから秘薬を奪い取ろうとします。しかし、ジョウガは渡そうとせず、ついにその秘薬を自ら飲んでしまい、空へと飛び立ってしまいました。

彼女は愛する夫の近くに住みたいと考えていたため、住居として月を選びました。

もう妻に愛ないことをコウゲイは悲しみ、妻が好んで食べた果物やケーキを中庭に置き、妻のために祈りを捧げました。

それ以来、毎年中国暦の8月15日が中秋節となり、その日、人々は家族の再会を楽しみにし、満月を見ながら、月餅を食べて家族の団欒を楽しむようになりました。

家族や大切な人をつなぐ大切なお菓子なんですね^^

月餅レシピ(8個分)

本場の月餅とはレシピが異なりますが、
軽い食感で、サクッホロをイメージしてアレンジをしてみました。

家族を思いながら、月餅を作ってみてください!

材料

○生地
中力粉 130g
水飴(はちみつでもOK) 20g
砂糖 30g
食用油 30g
重曹 小さじ1/2
水 大さじ1
みりん(焼く前に塗る) 少々

○フィリング
あんこ 100g
お好きなナッツ(アーモンド、胡桃) 10g
お好きなドライフルーツ(クコの実、レーズン)10g
黒胡麻 10g
白胡麻 10g
ごま油 ひとまわし

作り方

1.水飴、油、砂糖と重曹を混ぜ合わせる

2.1へ中力粉を少しづつ加えポロポロの生地になってきたら、手で捏ねていく。生地がボソボソしている場合は少しづつ水を加えてこねる(生地がまとまればOK)

3.生地を8等分に分け、ラップをして休ませておく

5.ナッツとドライフルーツをあんこと混ぜ、ごま油も加える。混ぜ終わったら、8等分にして丸める

4.あんこ以外のフィリング(ナッツやドライフルーツ)をフードプロセッサーで細かく砕く
※粉にならず、ゴロゴロしていた方が美味しいです

6.生地を平たく伸ばし、中にあんを詰めていく

7.月餅の型がある場合は型取りをする
ない場合は、生地を少し平たく潰しておく

8.表面にはけでみりんを塗り、210℃のオーブンで8分焼く

9.オーブンから取り出し、再度表面にみりんを塗り、180℃に下げ、5分、これを表面が狐色になるまで3回ほど繰り返す

10.粗熱が取れたら、袋に入れて水分の蒸発を防ぎ、一晩寝かせれば完成!

↓生地を丸くして

生地

↓ナッツ類、ごま、ドライフルーツの順にフードプロセッサーに入れると粉々になりすぎるのを防ぎます

ナッツ、ごま、ドライフルーツ

↓あんこと混ぜたら生地と同様8等分に丸めます

生地とあんを丸める

↓こんな感じであんこを包んでいきます

月餅の生地であんを包む

↓月餅の型があれば、模様だけをつけたりできます

焼く前の月餅

ナッツ、フルーツにごまと体と美容に良い食材がたっぷり!

こちらの月餅は重たくなく、軽く食べることができます。

しかも、ナッツやクコの実、ごまは漢方でも使われているスーパーフードです。

美味しく、体に良い栄養も摂取できるので一石二鳥です!

緑茶やジャスミン茶と相性抜群

優しい味の月餅に仕上げているので、月餅の味を邪魔しない、緑茶やほんのりと花の香りがするジャスミン茶ととても合います!

まとめ

今回は、月餅のレシピを紹介しました。
中国の中秋節は家族と一緒に月餅と団欒を楽しむ日とされています。

ぜひこの機会に家族を思いながら、月餅を手作りして、美味しいお茶と話しに花を咲かせてみてください^^